電気の不思議 〈今日の1曲〉

 

いつもブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。

札幌市内はここ1週間で雪解けが進み
やっと春めいてきました。

でも、まだまだ肌寒くて
桜の季節が待ち遠しい毎日です。

本日は長いこと車の電気と向き合う中で
不思議で疑問に思ってきたことについて
書かせていただきます。

 

■電気はどこから来て、どこに流れている?

電装品を動作させる電流は、オルタネーターと
バッテリーのどちらからどれくらいの割合で
放出されているのかハッキリしていません。

弊社の検証結果から予想できることは
80~100Hzよりも低い周波数帯の低音では
(これすらも曖昧ですが)
音量に関係なく
バッテリーから電気が持ち出される比率が高くなる」
ということ。

すでに確認している事実は
「レギュレーター(電源安定器)でさえも
バッテリーの状態によってレギュレーターの
電流負荷は大きく変化している」
ということ。

(※バッテリーが安定している方が
レギュレーターの電流負荷が軽減し
機材に対してスムーズに電力を供給します)

 

■オルタネーターの電力は何%くらい
バッテリーの充電に使われている?

複数の電流計の動きの差を比較しながら
『だいたいこのくらい?』
というあいまいな事しかわかっていません。

バッテリーを充電する電流量はバッテリーの
内部抵抗(空腹状態)に左右される性質があり
そのつど変化しています。

車の消費電力によっても違いますし
バッテリーの劣化具合によっても違います。

正確なパーセンテージは計算できません。

 

このように考えると
Car Audio機材の電気はどちらから来て
どこへ流れて行くのでしょうか?

デッキやナビゲーションには
常時電源やイルミネーション
ACCなど複数の+と-の電源線があります。

「本当に常時電源だけから
電気が供給されているのでしょうか?」

「ACCに流れる電気は本当に
機材のON/OFFだけにしか
使われていないのでしょうか?」

「イルミネーションの電気は?」

 

通常はバッテリーの電力を使用して
Car Audioは動くと思われていますが
オルタネーターの電力で動作する
割合が大きいと考えています。

ところが
音量を大きくしたり
大きな低音が再生されたときに
オルタネータ―の電力に余裕がないと
バッテリーが補うことがあるのです。

その際にバッテリーが劣化していると
瞬間的に補うことができなくなり
機材の動作が不安定になります。

結果的に
音の遅れ・位相のズレ
その他音質が劣化する要因になります。

いま、この瞬間に
どちらの電気が使用されているのかを
ハッキリさせられないのがCar Audioです。

最新のテクノロジーを搭載する新しい車も
電気の流れ方については
『流れたいところから
流れたいように流れている』
という答えになってしまいます。

 

カーオーディオを趣味とする
世界で生きる人間にとって
この答えは満足できるものでしょうか?

私はこの答えに大きな疑問を持っています。

 

電装品は最適ではない状態で動いてる?

Car Audio機材を含める電装品には
たくさんの配線があります。

これらの配線の役目は
それぞれの回路が最適な状態で
動作できるように電気を送ること。』

しかし、車ではその役目が
思ったように果たせておりません。

『電気は流れているのに
電装品は最適でない状態で
動作していることがあるのです。』

過去からずっと解決されてこなかった
〇〇に大きな障害があるから
カーオーディオは音が悪いのです。

中途半端なこだわりはさらに悪化します。

技術的なことになるため
今はまだ○○の詳細はお伝えできません。

私は今
この障害をのり越える手法と向き合っており
解決すると新製品の発売につながります。

basis BT/BT+は
次期新製品を取りつける前に
絶対に必要な『礎(いしずえ)』です。
(これがなければ何も始まらない。)

みなさまから大変ご好評をいただいている
basisシリーズ!

少し大げさな表現ですが
私にはbasis BT/BT+をつけただけでは
『サイド・ブレーキを引きずりながら
走っている車のように感じています。』

サイド・ブレーキの存在は
車の電装品・Car Audio機材の動作に
悪影響をあたえる障害になっており
カタログ値と実測値に大きな差を生む要因。

解決する手法が完成すると
『家庭用単相200V電源のAudioの音に
CarAudioの電源の音で肩をならべる。』
という
目標の達成に近づきます。

 

カーオーディオの世界には
まだまだこんな可能性を秘めているんだ!
自分でも驚くほどの試作品の完成度。

こちらは、今後にご期待ください。

 

今日の1曲のご紹介

たまには仕事をはなれて
音楽に身をゆだねたくなります。

そんな時には
音の塊の中にあえて身をおきます。

自分の気分を
リセットしたい時に聴きたい
『最高のJazz Funk』です。

 

試聴システムの完成度が上がるたびに
動画の風景がまぶたの裏に浮かんできて
さらに心が躍りはじめてしまいます。

『Audioも良いけれど・・・
音楽っていうのはもっと良いですね!』

※同じ曲ですがliveスタイルが違います。