カーオーディオやホームオーディオの世界では
『エージング(エイジング)』
という言葉が使われます。
ウィキペディアでは…
『電気回路は、実際に通電による負荷を
与えることでエイジングされる』と
記載されていましたが
業界でも一般的な言葉です。
カーオーディオでエージングと呼ぶ場合は
どのような時でしょうか?
私は、オーディオの音が落ち着くまでの
時間を『エージング』と呼んでいます。
オーディオショップ様で
新たにアンプ・スピーカー等を交換すると
『機材のエージングで音が変わるので
落ち着いたら後日調整しましょう!』と
伝えられることが一般的です。
長時間かけて
新品のスピーカーを鳴らすと
音が良くなっていくことも
エージングと呼ばれています。
電源ケーブルやスピーカーケーブル等も
エージングが必要といわれています。
さて、弊社の製品も同様に
エージング期間が存在します。
キャパシタのPint2を例にすると
内部コンデンサのエージングにより
製品性能が変わります。
どちらかというと
『エージングで性能が変わる!』と
声を大にしていえるくらいです。
Point2の先につながるオーディオ機材も
Point2のエージングにより能力が変わる
ということになります。
開発時に使用部品の性質を学び
良く理解しています。
弊社の製品は全て専用の電源器にて
必要な時間だけ通電を行い
ベストな状態で出荷を決めました。
初めてお話しますが
専用の電源器で何段階にも分けて
エージングを行っています。
こんなに手間をかけられるのは
小さいメーカーの特権ですが
時間がかかります・・・。
大手メーカー様でこのように
エージング作業をして出荷をしていたら
大変過ぎて非現実的ですよね。
弊社としては
製造後にエージングをしないで
すぐに出荷できることが理想的です。
しかし、Point2の内部コンデンサは
エージング前と後では性能が
大きく異なります。
より安定し最適な状態で
お客様にご使用いただきたいのです。
『お客様に最高の状態で
製品性能を体感していただきたい
という私たちの想いは、
エージング時間の大きさにも
比例していると思います。』
高級オーディオメーカーのアンプは
〇〇〇時間はエージングに時間が必要と
メーカーでアナウンスをしています。
エージング期間中は
本来の性能が発揮できないので
ご理解くださいと伝えているのです。
オーディオ機材の価格に関係なく
コンデンサを含めて電気が流れる部品は
必ずエージング時間が必要であり
その間は本来の性能ではありません。
社外アンプがついていなくても
純正のオーディオシステムでも同じです。
エージングを終えたキャパシタPoint2は
車に取りつけた瞬間からアンプ機材等の
新たなエージングも同時にはじまります。
システム全体のエージング時間は
さらに長時間になることもあります。
Point2の電気で動作するアンプ機材は
発揮できていなかった能力を
大きく引きだせるようになります。
アンプの性能自体が
引きあげられるということです。
その過程で、少々問題になること。
Point2をつけてエージングが始まると
音が歪むことがあります。
アンプ側コンデンサの状態により
大きく左右されるため
さまざまなケースが考えられます。
音がどうなるとは言いきれませんが
劣化していたコンデンサーの充放電が
活発になり、電気をためる容量が
回復することは事実です。
エージングが終わると
機材本来の性能を体感できるので
その間は我慢が必要です。
(※バッテリーにbasisBT/BT+が
装着されているとベストです)
Point2をエージングせずに取りつけると
数百時間以上の差がうまれますので
車を使用する時間が短い人は
何カ月もエージングが終了しません。
取り付け直後から音の調整を
完成させることは困難ですので
機材のエージングが落ちついてから
調整されることをおすすめします。
カーオーディオのエージングは
純正や社外オーディオに関係なく
全てのオーディオシステムで行われます。
エージングを終えたオーディオ機材でも
弊社の製品と併用すると
エージング時間が必要になります。
新たな能力が引きだされる時間は
期待を込めてワクワクした気持ちで
お過ごしください。
弊社製品をご使用くださる皆さまに
ご理解いただけますと幸いです。